茶道具で肥後古流の小箪笥のご注文を頂きました。本来、茶道具はサイズや材質面の形状などそっくりそのまま作るのが原則ですが、見本となる物に若干のバラツキが有ったりします。今回は特別に本家本元の先生ご愛用の小箪笥をお借りする事ができ見本にしました。誰が作られた定かではありませんが材質や加工精度も申し分無く、さすがと言える一品でした。素晴らしい見本を得て、さらに原本以上の一品をと丹精込めて作りました。ツマミ金具は見本と同じ物が無いので銅の丸棒と銅板を使い自作しました。慣れない金工ではありましたが見本通りの物が出来たと自画自賛です。お客様からもお喜びのお声を頂き嬉しい思いを致しました。
小箪笥
仏壇・茶道具・火鉢
茶道具
作品番号:972