和箪笥リノベーション

リノベーション

作品番号:1249

古い和箪笥から生まれた品々
和箪笥の右上の一部を切り取って作った小箪笥
箪笥の引出前板から出来た座卓
和箪笥の台輪から出来た茶ボックス
リノベーション前

御曽祖母様のお嫁入り道具で明治時代から使われてきた一間箪笥のリノベーションのご依頼をお受けしました。下見に伺って何が出来るかじっくり検討した上でご提案したのが市松座卓と小箪笥それに茶ボックスの4点でした。市松座卓の天板は箪笥の前板から出来ていますが、引手の穴や鍵穴などが有りますので、穴の真上を挽いて改めて接いで作っています。柾目材なので接ぎ目は全く判らず綺麗です。脚は箪笥側板の杉板を積層して作りました。小箪笥は一間箪笥の右上の部分をカットして作ったのですが、単純に鋸で切断する訳にはいかず、かなり苦労しました。茶ボックスのフレームは箪笥の台輪を使い、底板には両開き戸の戸板を使いました。茶ボックスの1台は県外にお住いの御祖母様にプレゼントにされるそうできっと喜んで頂ける事と思います。箪笥一棹から新しい品が4点生まれ、これまで使ってこられた年月以上に、これからも永くご愛用される事と思います。

作品番号
1249
カテゴリー
材質
楢材
仕上方法
座卓は薄く着色後エコタイプウレタン塗装
サイズ
座卓 700*700*200
その他
小箪笥は上段を切断し台輪を付け一部塗装
脚は本体側板を積層