明治時代の和服タンス

修理・再生

作品番号:1143

修理前

永年ご愛用されてきた紫檀の和服専用箪笥の修理再生のご注文を頂きました。引手の欠損と戸板の大きな割れが目立っていますが開き戸のネレを直すのが難問でした。捻じれて育った樹は板になってもじわじわと捻れてきます。こんな板を使って開き戸を作るとやがて不都合が生じます。割れもネレも綺麗に直して再塗装しましたのでほぼ新品同様に仕上がりお客様にも喜んで頂きました。
先人達が作った古家具に出会い、造りをみながら修繕するのは作り手にとって学びであり喜びでもあります。

作品番号
1143
カテゴリー
材質
紫檀
仕上方法
エコタイプウレタン塗装(着色)