祖母が亡くなって20年以上もそのままになっていたタンス。処分するには、もったいなく思い、そのままにしていました。母がだんだん年をとり、祖母が亡くなった年に近くなっていくと、受け継ぐこと、守っていくことがどういうことであるかがうっすらとですが感じられるようになりました。昭和1けた生まれの母は、家を守るために苦労してきたことが日頃の言動でよくわかります。地元の職人さんが作られた祖母のタンス。タンスの横には、職人さんの焼印がしてありました。家の山で育てた木を切って嫁に行く祖母のために作られた和ダンス。自分も年をとり、娘を嫁に出した経験を持つとタンスに込められて親のおもいがよくわかります。今回、再びよみがえった100年前の和ダンス。使いがってもとてもよくなっていました。ありがとうございました。これからも大切に大切に使っていきたいと思います。
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