Concept
私たちの考え方
01大事にしていること
その人に寄り添える家具。
「家の道具」と書いて「家具」。
たしかに、使い勝手のよい道具であることは、
家具にとって、まずとても大事なことです。
しかし、私たちはそれを越えて、その家庭に
寄り添える家具を作りたいと思っています。
時に耐える造りであること。
美しさ。手触り。人や環境にやさしいこと。
そこにあるだけで「家族」のように、
心地よく、愛されるものであること。
そして、何度でも手をかけて直し、
想い出を繋いでいけるものであること。
時と共に馴染み、愛着が湧く
オーダーメイドの一品。
「丈夫で 使い勝手が良く しかも美しい」
1942年創業、木工房ひのかわの
一貫した理念です。
02ひのかわの特徴
フルオーダーだからこそ叶う、
お客様に寄り添った
十人十色の家具
1. 「お客様のご要望」に、「プロの最適なご提案」をプラス
木工房ひのかわは木工アーティストではありません。あくまでお客様の「こんな家具が欲しい」と望まれるものをしっかりとお聞きした上で、プロの目線から強度に必要な形状や木の美しさを活かした造形などをアドバイスさせていただきます。例えばデザインならばモダン・民芸・アンティーク調など、なんでもお聞かせください。私たちは「お客様が本当に欲しいと思う家具」を一緒に考え、ご満足していただけるように誠意を持ってお作りいたします。
2. 作り手と直接話せるから叶う、細部まで愛でたくなる家具
原木の仕入れから、お客様とのお打ち合わせ・制作・納品まで、全て作り手が一貫して行っています。工房とショールームが隣接していますので、使う人と作る人、実際の家具の雰囲気を感じながら綿密なお打ち合わせをすることができます。また、お客様のニーズにしっかりお応え出来るよう、機械作業と手作業を効率良く使い分けながらも適正規模を保ち、代理店は挟まず工房直営のオーダーメイド家具屋として成長しております。
3. ご家族が安心して過ごせる、優しく気配りのある家具
同じ空間で長い時間を一緒に暮らしていく家具ですので、心地良いこと、かつ安全安心な家具づくりを追求しています。有害物質を発生させない接着剤・人や環境に優しい塗料を使うこと、釘を使わない工法で揺れや衝撃に強い造りであること、細部の面取りや手触り。様々な細やかな配慮が、この先の心地よい生活を形つくると考えています。常に「自身の家族が使っていても安心な家具であるか」という視点で家具づくりをしています。
03製品が出来るまで
長くともに過ごす家具だから。
木の選定からお届けまで
一貫して担います。
木の仕入れ・製材
一本の木との出会い
木との出会いは、樹齢数百年の丸太を扱う市場です。素性の良い原木だけを仕入れ製材し、乾燥を経て倉庫に保管。頭の中には木のプロフィールが整理され、種類や部位によって家具のどの部分に使用するか、適材適所に振り分けて使っていきます。
木の切り出し・組み上げ
木との対話を繰り返す
無垢材の板は家具になった後も空気中の湿度の変化によりわずかに伸縮します。長年の経験から木の動きを知り尽くした当工房の作り手が、それを見極め逆手にとった伝統技法「送りアリ組み」などによって、釘を使わず頑強な家具を制作していきます。
塗装・養生期間
家具になっても木は生きている
家具の精度や品質を上げる上で重要なのが「養生」です。板の切り出し・加工・組み上げ・塗装、全てに養生期間を挟みます。完成までに時間を要しますが、木の動きが落ち着き、将来的に伸縮による不具合が発生しにくい利点があります。
04無垢材へのこだわり
丈夫で、使い勝手が良く、
しかも美しい。
すべて「無垢材」だから
出来ることです。
丈夫
毎日使う家具に、永年快適に使える丈夫さは第一条件です。適切な工法で作られた無垢材の家具は頑丈で、時に耐え、安心して使えます。また、傷がついても手直しができ、経年変化や手入れを楽しむ事ができる点も無垢材の大きな魅力です。
美
永年使っても飽きの来ない、日増しに愛着が増すような意匠をご提案します。見た目だけでなく人体に優しい塗料を使い、シンプルで品があり、そこにあるだけで心地よい、伝統技法を使いながらも現代のライフスタイルに合った家具を目指します。
用
家具は使い手が使いやすくあってこそ、初めて人に寄り添う道具になるのだと考えます。その人によって、使いやすい仕様は異なります。私たちはお客様それぞれが使いやすく、長年の経験を活かし細かな工夫ある家具を提案し続けます。
価格
オーダー家具は「高そう」と敬遠されがちですが、多くのお客様には「品質や満足度を考えると納得」との声を頂いています。今後もご満足して頂ける価格を目指し、品質を落とさず、コストダウンするために効率改善、技能向上に努めていきます。
「丈夫で、使い勝手がよく、しかも美しい。」
木工房ひのかわの創業当時からの理念の柱です。
この柱を支え続けるために、「すべて無垢材であること」は、なくてはならない土壌です。
これからも私たちが目指すオーダー家具をつくるために、無垢材にこだわり続けていきます。