円卓

毎日の食事に使われる円卓のご注文を頂き製作しました。円卓もこの位の大きさ(直径1200)になると1m×1mの方形テーブルより面積が若干大きくなり毎日の食卓としての実用性も十分で、角が無いので使い易さも良いのではないかと思います。天板は谷地タモの5枚接ぎで真中央に板目の中心を合わせて、そこにウォールナットの象嵌を施しています。ここが少しでもずれると見た目のバランスが悪くなり綺麗ではなくなります。そのため基本的に円卓の接ぎ枚数は奇数にしています。毎日使う生活道具としての食卓と考えた場合、天板は必要以上に厚くする必要は無く、むしろ厚くする事による重さの弊害が生じる事を考慮して今回の円卓天板の厚みは30ミリとしています。勿論、お客様のお好みや天板の大きさ、使用材の強度など総合的に考察する必要があります。