木製の車作り　30

今回はダッシュボード部とボンネット部の製作です。

ボンネット部は蝶番を付けて開閉する予定です。

先ずは合板で4枚の原寸ボードを作り割付け墨付けします。部材の寸法と角度を得られますので正確に加工して準備します。

原寸ボードに合わせて木口にビスで仮固定しながら中央から順に接着していきます。

接着剤は耐水性のタイトボンドⅢを使います。オープンタイムが短いので手早くしないと接着不良となってしまいます。前準備を念入りにして本番接着します。

ダッシュボード部は18本の角材をずらしながらＧクランプやポニークランプ、ラチェットベルトを使って接着します。

 

ボンネット部は27㎜厚の板10枚を準備してラチェットベルトを使って接着します。目違い防止の為ビスケットを多めに入れています。

 

接着が終わったら原寸ボードをはずして先ず外側を削って成形します。使う道具は電機カンナ、反りカンナ、エアーサンダー、ディスクグラインダーなどです。

 

次にダッシュボード部の内側を成形します。内側はシャーシーとの取り付け部が有りますので、その部分の高さに注意して削り出します。

板が厚いと丈夫なのですが重量が大きくなります。なので全体的に板厚が25㎜位になるまでグイグイ削っていきます。

ダッシュボード部は計器取り付け板用の段溝をトリマーで加工します。又、ボンネット部は前後2カ所に反り止め桟を取り付けます。

 

ダッシュボード部とボンネット部を仮連結してカンナとエアーサンダーで連結部の目違いを取ります。

まだ、表面は荒仕上ですが、取敢えず形は完成しました。

 

側板の上に仮置きしてみました。