木製の車作り 23
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結局、外装ボディーデザインはFRP製に似たものになりそうです。
というのも、骨組みのパイプフレームの制約が有って大幅なデザイン変更は
強度を考えたら無理のようです。
ただ、フロントグリル周辺は大胆に変えたいと思っています。
使用樹種は サワラ アスナロ になります。
どちらも氷川町内の民家の庭先で育った樹です。小さいけど樹齢は50年くらいですかね。
サワラは三代目達グループの 3percent_project が保有していた物を譲って貰いました。
長さ3.2m、厚み45㎜の板が6枚ほど有ります。
アスナロも同程度有りますが不足する可能性大です。
足りなかったらヒノキ又はスギを使う予定です。
サワラ、アスナロは軽くて伸縮率が小さいので屋外仕様の今回の車ボディーには適していると思います。
サワラは水に強くヒノキと違い香りがないので寿司桶やまな板に使われます。色はヒノキに似て薄い黄褐色です。
アスナロ、こちらもヒノキやサワラに似ていて見分けがつかない程です。サワラと同じで香りがないので寿司桶などに使われます。
サワラとアスナロはどちらもヒバ(檜葉)の別名が有るようです。
ちなみにアスナロ、サワラはひのかわでは家具の構造体としては使用しません。
引出しの側板とか底板などには使いますけど。
写真の様に大きな節、芯腐れ、ヤケなどが有りますが木取りを上手にやれば何とかなるでしょう。
節や曲りなどが無い良質材や集成材等から木取るのは誰でも容易に出来ますが、曲りや節、ヤケ等が多数有ると一筋縄ではいきません。
この道50年の腕の見せ所です(^o^)