熊本県伝統工芸館主催の展示会に協賛出品した力作です。本体は幅広のウォールナット一枚板を使い天板と側板は伝統技法の水組で組み上げました。簡単には組めませんし、一度組んだら外すことも困難な不思議な組手技法です。加工時間は掛りますが見た目もユニークで強度も抜群です。前倒し戸は丸鋸のノコ目風に一本一本ランダムに彫っていますのでざっくりした独特の風合いがあります。中央部の取手は機械部品の一部をアンティーク加工したものです。取手の座板は黒タガヤサン(鉄刀木)を彫り込んでいます。さほど収納能力はありませんがスタイリッシュな置き床として作った自信作です。熊本市内のお客様の元に嫁いで行きました。
制作事例
Works