サイズ指定で玄関に置かれる花台のご注文を頂き製作しました。ご希望は「シンプルで上品」な花台。天板には意匠的に浅い溝を掘っていますので、4本の柱と桟で鏡板を組み込んだ様に見えますが、実際は天板は框と同じ厚み(30㎜)の一枚板です。框組にした場合天板の鏡板には板の伸縮を考慮して2㎜位の隙間を作らなくてはいけないのですが、この隙間にゴミが入りやすいという欠点があります。さらに柱と天板の接合部はホゾ穴が集中していて丈夫さにも問題があります。丈夫さと使い勝手の良さを兼ね備えた板造りでも框組でも無い今回のこの組み方はユニークで他には無いのではと思われます。
お客様からこれまでに、[No,591花台] を御注文頂きました。