木工房ひのかわ

オーダー家具・手づくり家具なら熊本の「木工房ひのかわ」へ

お客様の声

手がけた家具の数だけ、お客様のエピソードがあります。家族の一員としてオーダー家具を迎えられたお喜びの声や、率直なご意見をご紹介します。
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エピソード

家族の一員として再生。

そのお客様は「台風で倒れた庭の柿の樹で何か作りたいが、可能かどうか見てほしい」と個展会場に来られました。家具の材料としては伐採時期が良くない事、径が小さい事、庭木のため製材中にクギ切断のリスクがある事などあまり条件が良くありませんでしたが、永く庭にあって家族を見守ってくれた愛着のある柿の木を生き返らせたいとの強い思いをお持ちでした。
【画像は台風で倒れた柿の木】

製材後、天然乾燥と人工乾燥が済み、加工が出来る様になるまで約3年間お待ち頂きました。
柿の樹は小径木でしたが程良く目が詰り、良い色をしていました。いくつかデザインをご提案しまして、選ばれたのは新築の座敷におかれる火鉢と書道教室を主宰されている娘さんが教室で使われる文机でした。

火鉢の甲板と炉部分の蓋は段差を無くし完全にフラットにして使い勝手を良くしています。
また炉を使う時、不用の蓋は胴内部に収納できるようにしています。
炉は銅板製です。

文机は教室で生徒さんと向き合うかたちになる為、腰板をまわしています。引き出しは半紙がピッタリ収納出来るサイズに作り、桟を入れて紙が取り易い様に工夫しています。
また、形の面白い柿の木の小片で文鎮を作り、大変喜んで頂きました。

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写真集から製作しました。

女性写真集を持って来られたお客様は女優がもたれかかっている外国製のチェストと同じ物を無垢で作って欲しいとのご要望でした。仕事で外国に行かれる事も多く、家具に対する造詣は深く、合板製の物はあるがどうしても総無垢で作った本物が欲しいとの事でした。
この手のものを作るのは初体験で多少の不安はありましたが、写真集の数カットを元に原寸図を作り、さらに全体のバランスを見る為に1/5モデルを作り製作に臨みました。
作り手としては申し訳無い位大変楽しい仕事をさせて頂きました。

本体はかなりのボリュームがあります。
引出前板と本体側板に木象嵌が施してあります。
お客様だけに分かるオリジナルの仕掛けも施してあります。

ご注文された時は期待通り上手く出来るのかと多少の不安をお持ちのご様子でしたが納品の時に作品をご覧になり「ホォー」と発されてニッコリ満足顔を見せられました。
作り手としてはこの一瞬が一番嬉しい時です。

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